栃木県

【栃木県/川俣温泉】川俣一柳閣 ~源泉かけ流しの3つの無料貸切露天~

川俣一柳閣は2019年の台風19号の被害により源泉の湯温が不安定な状況が続いており、未だ復旧に至っていないそうです。
館内の内風呂に生薬を用いた薬湯風呂を用意し、営業を再開しているそうです。
詳細は「川俣一柳閣公式サイト」でご確認ください。

栃木県の日光市、日光国立公園 奥鬼怒温泉郷にある川俣温泉「川俣一柳閣」に宿泊しました。

かなりの山奥にあり、正に秘湯と呼ぶに相応しい宿です。

どれくらい山の中かというと…。

これくらい。

鬼怒川温泉からもかなり遠く、川治温泉のあたりから県道23号線に入って、延々山道を1時間ぐらい走ります。

しかも途中、対向車が来たら絶対にすれ違えないような細い道もあって宿までの道のりはなかなか大変です。

道中は野生の猿がいたり、大きなダムがあったりで雄大な景色を楽しむことができます。

ここが川俣一柳閣です。

画像:Googleマップ

パッと見た感じ小さい宿に見えますが、意外と大きなホテルです。

画像:川俣一柳閣

総客室数は42室あるそうです。

客室

客室は昔ながらのベーシックな和室。

12畳あるので意外と広いです。

画像:山輪写 – shigeの趣味ブログさんから引用

ちゃんと私の大好きな広縁もあります。

ここから見える景色が最高です。

眼下に流れる川が鬼怒川の源流です。

なんと!

野生の猿がいました!!

子猿も2匹いました。

温泉

泉質

川俣一柳閣の泉質はこちら。

泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉 単純温泉(弱アルカリ性高温泉)
泉温:45~82度
pH:7.9
湧出量:71.2ℓ/分

源泉掛け流し、加水・加温なし(夏期は加水する場合あり)、塩素消毒なし

※内湯は循環ろ過併用、加水あり

夢の源泉かけ流し!

最高やーん♪

源泉の温度が45~82度と高いのでお湯はかなり熱めです。

内風呂

川俣一柳閣には内風呂、露天風呂、3つの貸切露天風呂があります。

内風呂は狭いですが、洗い場が内風呂にしかないのでまずは内風呂から入りました。

画像:たぬまんさんから引用

画像:ちゃっぷの温泉・ハイキングブログさんから引用

大野天風呂

川俣一柳閣の露天風呂はめっちゃ広いです!

屋根が無いので正確には野天風呂ですね。

すぐ横は鬼怒川の源流が音を立てて流れています。

正に大自然の中の野天風呂って感じで解放感が半端ないです。

夜に入った時に夜空を見上げるとプラネタリウムのような星空が見えました。

あの感動は忘れられない。

山奥なので冬は当然雪見風呂になります。

雪見風呂めちゃくちゃ憧れるけど、雪のある時期に車でここまで来れる自信がないです。。。

3つの貸切風呂

川俣一柳閣の一番の魅力は空いていれば24時間いつでも入れる3つの貸切風呂でしょう。

部屋から見下ろせる緑の屋根が貸切風呂の小屋と通路です。

画像:元CAの混浴露天風呂体験記さんより引用

貸切風呂は左から「大岩風呂」「小岩風呂」「ヒノキ風呂」です。

鍵が閉まっていれば使用中。

空いていれば自由に入れます。

大岩風呂

3つの貸切風呂の中では一番大きい大岩風呂です。

奥行があるので見た目よりも広いです。

小岩風呂

真ん中の小岩風呂。

入口のところに泡風呂って書いてあったのに泡が出ないので何で?って思ってスイッチとかめっちゃ探しましたが見つかりませんでした。

以前は底の金属部分から泡が出てジャグジーみたいな感じだったのでしょうけど、壊れたのか今は小岩風呂として運営していました。

ヒノキ風呂

一番右のヒノキ風呂

川俣一柳閣は源泉の温度が45~82度と高いのでお湯はかなり熱いです。

どのお風呂にも水色のホースが写っていると思いますが、お好みで水を入れて適温にするみたいです。

源泉が薄まるのは嫌だけど、自分の前に誰も入っていないと火傷するレベルで熱いので仕方ないですね。

それでも温泉の効能はしっかり体感できるので、本当にいいお湯なんだと思います。

温泉タオル

川俣一柳閣のタオルです。

温泉宿に泊まると歯ブラシやタオルなどのアメニティが置いてありますよね。

そのタオルに宿の名前が入っていたら、旅の記念に持ち帰っています。

バスタオルは持ち帰ったらダメですよー。

タオルは持ち帰っていい場合とそうでない場合があるみたいですが、アメニティの袋に入っていたり、1枚1枚透明なビニール袋に包装されているタオルは持ち帰っても良いという認識です。(消耗品という扱いだから)

アメニティの袋に入っていなかったり、刺繍とかのちょっと高級そうなやつは持ち帰っていいのか悩んじゃいますけどね。

悩んだら宿に聞けばいいと思います。

「旅の記念に持ち帰りたいのですが…」と言えば快くOKしてくれると思いますよ。

格安の宿は無地の場合も多いので、無地だったら置いて帰ります。

食事

食事は朝夕部屋食でした。

リーズナブルな宿はバイキングや食事処での食事が定番なのに、わざわざ部屋出ししてくれるのはありがたいです。

夕食

川俣一柳閣の夕食がこちら。

めっちゃ品数多い!

山菜を使った料理や川魚があると、山の宿に来たって感じがしますねー。

めちゃくちゃ豪華!という訳ではないですが、家庭的で心温まる料理です。

優しい味付けでめちゃくちゃ美味しかったです。

ワラビの煮物?が美味しすぎて帰りに売ってないのか聞いちゃいました。

残念ながら販売はしていませんでした…。

売ってたら絶対買って帰りましたね。

それぐらい美味しすぎた。

出来あいの商品ではなく、ちゃんとワラビを仕入れて毎日宿で調理しているそうですよ。

朝食

朝食はこちら。

大食漢の私にはちょ~っと物足りない内容。

おんたまないやん…。

(´・ω・`)

でも消化に良いものが多くてバランスの良い朝食って感じですね。

魚の干物が美味しすぎました。

普段朝食を食べない私が朝からご飯3杯も食べたのは内緒です。

アクセス

【所在地】
栃木県日光市川俣40-3

【電話】
0288-96-0111

【電車】
東武日光線 鬼怒川温泉駅からバス90分

【自動車】
東北道宇都宮IC→日光宇都宮道路→今市IC下車
日光街道(国道121号線)を鬼怒川方面へ。
鬼怒川温泉を経由し、川俣方面へ県道23号線へ。

※日光中禅寺・戦場ヶ原から川俣温泉への山王林道は冬季通行止め。
※鬼怒川温泉方面もしくは日光霧降高原道路ともに冬季間は、雪道用のスタッドレスタイヤ・チェーン等の準備が必須。

川俣一柳閣は2019年の台風19号の被害により源泉の湯温が不安定な状況が続いており、未だ復旧に至っていないそうです。
館内の内風呂に生薬を用いた薬湯風呂を用意し、営業を再開しているそうです。
詳細は「川俣一柳閣公式サイト」でご確認ください。

周辺観光

間欠泉

画像:ロケナビ検索

川俣一柳閣から5分ほど歩いたところ(距離400m)に間欠泉があります。

鬼怒川渓流の岸壁に噴出孔があり、20~50分置きに轟音と共に15m~20mも温泉を吹き上げます。

画像:栃ナビ!

県道23号線沿いに歩くと間欠泉展望台があります。

画像:ロケナビ検索

間欠泉はの間隔は20~50分と幅があるので、運が良ければすぐ見られるかもしれないですね。

展望台には足湯もあるので、気長に待てる人は足湯に浸かって待ちましょう。

温泉宿データベース

部屋和室12畳
チェックイン14:00~
チェックアウト~10:00
入浴時間24時間入浴可能
夕食部屋食
朝食部屋食
バス
トイレ
シャワートイレ
冷蔵庫
広縁
料金11,500円

部屋も広い、部屋食、温泉も24時間貸切で入れる。

最高なんだけど、個人的に部屋の設備にかなり不満があります。

シャワートイレが無いのと冷蔵庫が有料飲料で一杯なのがねぇ…。

飲み物は持参するので冷蔵庫は空であって欲しいのです。

今時こんな冷蔵庫まだあるんだなーって感じです。

昭和を感じさせます。

もう平成も終わって令和ですよー。

総評

【総合評価】

【部屋】

【風呂】

【食事】

【接客・サービス】

【価格】

私は2014年11月と2015年6月の2回宿泊しました。

2015年9月の豪雨災害で鬼怒川が氾濫した時は、心配で宿に電話をかけました。

「ご心配ありがとうございます。こちらは大丈夫ですよー。」

と元気そうな女将さんの声を聞いて安心しました。

女将さんの現役中に再訪は叶いませんでしたが、今後のリニューアルオープンに期待したいと思います。

川俣一柳閣は2019年の台風19号の被害により源泉の湯温が不安定な状況が続いており、未だ復旧に至っていないそうです。
館内の内風呂に生薬を用いた薬湯風呂を用意し、営業を再開しているそうです。
詳細は「川俣一柳閣公式サイト」でご確認ください。

 

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