画像:じゃらん
福島県の中ノ沢温泉にある「磐梯西村屋」さんに宿泊しました。
中ノ沢温泉ってどこ?って思う人もいると思いますが、磐梯と付くぐらいなので磐梯山や猪苗代湖の近くです。
磐梯熱海温泉や会津若松の東山温泉の方がメジャーなので知名度は低いですが、温泉の泉質が素晴らしくかなり穴場の温泉地です。
磐梯西村屋さんには2017年11月に初めて泊まって、2018年の6月に再訪しました。
初めて行った時は毎年恒例おっさん4人の同窓会旅行だったのでオール高速でしたし、おもしょは後部座席に乗って子供みたいにはしゃいでいるだけだったので楽ちんでした。
2回目は自分で運転して行ったのですが、貧乏なおもしょさんはいつものように高速代をケチってオール下道で向かいました。
のんびり向かえば行けるやろ~と思ってたけど、はっきり言ってナメてた。
想像以上に遠かったし、郡山市内が思いの外栄えていてすんごい交通量。
走行距離も片道200kmオーバーですし、日中のオール下道はちょっと無謀でしたね~。
ちなみにどれぐらい遠いかというと、これぐらい。

緑の矢印があるところが磐梯西村屋ですが、福島県でもかなり上の方ですし、もう少しで宮城県や山形県に入るぐらいの場所です。
私が行った温泉宿では今のところ最遠方の宿ですが、僅か半年で再訪したのはそれだけ温泉もご飯もおもてなしも素晴らしかったからに他なりません。
遠くても行く価値のある宿で、おもしょ的お気に入り温泉宿ランキング(まだ非公開)では3本の指に入ります。
画像:じゃらん
玄関を入るとこんな感じ。
靴を脱いで、館内ではスリッパで行動します。

館内はこんな感じ。
建物は見ての通りかなり年季が入っていますし、昭和初期の小学校の木造校舎のような感じ。
古き良き時代にタイムスリップしたかのようなノスタルジックな雰囲気で、好きな人はドハマりする宿だと思います。
お品書き
客室
磐梯西村屋さんには2回行きましたので、宿泊した部屋をそれぞれご紹介します。
新館和室 10帖+8帖寝室 ツインベット+広縁
画像:じゃらん
1回目は「新館和室10帖+8帖寝室 ツインベット+広縁」のお部屋。
まぁ、おっさん4人だしね。
部屋は綺麗でめちゃくちゃ広かったです。
多分この部屋が磐梯西村屋さんの部屋では一番ハイクラスな部屋だと思います。

こちらがお茶請け。

大きな鏡の洗面台。

トイレはTOTOのウォシュレット付き。

部屋のお風呂。

冷蔵庫は空。
持参したジュースやらお酒やらが冷やせるので空で嬉しい。

部屋に空気清浄機もありました!
4人中3人が喫煙者なので助かるぅ~!
別館和室 8帖+6帖寝室スペース+広縁

こちらは2回目に宿泊した「別館和室 8帖+6帖寝室スペース+広縁」のお部屋。
玄関からしてレトロ感がありますねー。
玄関の右側がトイレ、左側が寝室、奥が客室です。

部屋は綺麗でしたし、広さも十分でしたー。

おもしょ大好きエリア(広縁)もあって窓からの景色が良いです。

小さいですが空の冷蔵庫もありました。

こちらが寝室。
既に布団が敷いてありましたが、客室と分かれているので問題ないです。
それより布団に毛布が敷いてあるのがめちゃくちゃ嬉しかったです。
寒い地域でも毛布がない宿や、言わないと出してくれない宿って多いんです。
布団に入った時のシーツの冷たい感じがすごく嫌いなのでフカフカの毛布があって本当に嬉しかったです。

玄関の横にあるトイレ。
ひと昔前のスーパーマーケットとかデパートのトイレみたい。
てか、ウォシュレット無いやん…
(´・ω・`)
玄関の横にあるので靴を履いてトイレに行かないといけないのは少し違和感がありました。
温泉
磐梯西村屋のお風呂は内湯が3つ(檜風呂2ヶ所、岩風呂1ヶ所)と露天風呂が1ヶ所です。
※檜風呂と岩風呂は男女入替制です。
檜風呂
檜風呂はちょっと小さめの浴槽ですが、2ヶ所あります。

こちらは長方形の浴槽。
貸切の家族風呂みたいな感じですかね。
浴槽の底が白く濁っているのは全て湯の花です。
お湯に浸かると湯の花が撹拌されて濁り湯になります。
ちなみに洗い場は右側に2ヶ所あります。

こちらがもう一つの檜風呂。
扇形の浴槽ですね。
こちらも洗い場は左側に2ヶ所。
源泉の温度が高いので内湯を一番風呂で入るとかなり熱かったです。
岩風呂
岩風呂は浴場のど真ん中にでっかい岩がどかーんとあります。
岩を挟んで左右に長方形の浴槽が2つあります。
こちらが岩の左側。

洗い場は写真左側の壁の向こう側に3つだったかな?(うろ覚え)

こちらが岩の右側の浴槽。
左の浴槽は熱めで、こちら(右側)の浴槽は適温でしたー。
どのお風呂も100%源泉かけ流しなので、お湯がドバドバ溢れていました。
溢れ出たお湯で床にも湯の花が沈殿しているので、ヌルヌルして滑りやすいので注意です。
露天風呂

外に出て石畳を歩いた先に露天風呂の小屋があります。

右が男湯、左が女湯です。
露天風呂はこんな感じ。

こちらは男湯ですが、女湯はこれを反転させた感じです。
浴槽は深さもあって結構広いです。

オカリナみたいな変わった形の浴槽ですね。
お湯の温度は丁度良かったです。
上記でも説明しましたが、浴槽の底には湯の花が大量に沈殿しています。

ここに人が入ると…。

こんな感じで濁り湯になります!
濁り湯ってお湯そのものが濁っているもんだと思っていたんですが、湯の花が撹拌されて濁っていたんですね~。
おもしょさん、温泉大好きでずーっと濁り湯に憧れていたのですが、初めて本物の濁り湯に入ることが出来て感無量でした。

しかも宿泊した2回とも他のお客さんが2組ぐらいだったので、お風呂でバッティングすることもなく貸切状態でした。
こんなにお湯が素晴らしいのに知名度が今一つなので正に穴場の温泉地だと思います。
磐梯西村屋のプランはこちらから。
泉質
中ノ沢温泉、磐梯西村屋のお湯は6kmも離れた安達太良山の山中に湧き出る「沼尻元湯」を引き湯しています。
泉質はこちら。
泉質:酸性・含硫黄-カルシウム・アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉[硫化水素型](低張性酸性高温泉)
Ph:1.85~2.1
泉温:68.3℃
湧出量:13,400ℓ/分
メタケイ酸含有量:155.4mg


なんと、Ph:1.85~2.1の強酸性の温泉です。
強酸性の温泉と言えば、秋田県の玉川温泉、群馬県の草津温泉、青森県の酸ヶ湯温泉、山形県の蔵王温泉などが有名です。
強酸性の温泉は日本でも希少な温泉ですが、中ノ沢温泉も希少な強酸性の温泉が味わえるのです。


しかも100%源泉かけ流しなので、加水、加温、循環ろ過、塩素消毒などは一切無しです。
まさに本物の温泉で、本物の濁り湯です。
強酸性のお湯は殺菌力が強く、肌の弱い方はピリピリと痛みを感じる場合もありますが、磐梯西村屋さんのお湯は思っていた以上にマイルドで優しい印象を受けました。
沼尻元湯
ちなみに、源泉の沼尻元湯がどんなところかというと…


こんなところ。
す…すごい…。
沼尻元湯は単一の源泉としては日本一といわれる毎分13,400リットルの湧出量を誇るそうで、湧出時の泉温は約70℃。
源泉の湧出口からは温泉パイプラインが伸びていて、沼尻温泉や中ノ沢温泉へ引湯されていきます。
※写真の左に写っている橋みたいなやつが温泉パイプラインです。
写真右側から手前に見えているのは湯の花を沈殿沈着させる湯畑樋です。
草津温泉の湯畑にも同じようなものがありますね。
さらに神秘的なのは、湧出した源泉が川になって流れる「硫黄川」


川そのものが温泉なので、水たまりで野天風呂を楽しむ秘湯マニアも沢山いるそうです。
正に絶景の秘湯であり秘湯中の秘湯ですが、この一帯は有毒ガス(硫化水素)の危険があるので本当は立入禁止区域です。
1997年には硫化水素ガスで4名が亡くなる死亡事故も実際に起きています。
そんな危険なところ、ヘタレのおもしょさんは怖くて行けないです。
中ノ沢温泉はそんな秘湯を引き湯しているので、安全に秘湯を楽しめるのです。
温泉タオル
磐梯西村屋さんの温泉タオルがこちら。


コレクションが着々と増えていって嬉しいです。
食事
食事は朝夕お食事処にて頂きました。
夕食
初めて宿泊した時の夕食がこちら。


もうね…。
大好きなものばっかり!
手書きのお品書きまで用意されていて、名前や日付も入っています。
真心こめて料理を作って頂いたのが分かりますね~。
もう何を食べても美味しくてご飯もりもり食べちゃいました。
前菜:きのこおろし 鯉しぐれ むかご
郷土料理:こづゆ
酢の物:順才ともってのほか(菊)
煮物:ふろふき大根
刺身:サーモン
焼き物:鮎の塩焼き
蒸し物:茶碗蒸し
鍋物:はやま高原豚の銅板焼き
揚げ物:野菜天ぷら
御飯:猪苗代産無農薬ひとめぼれ(新米)
二回目の宿泊の夕食はこちら。


天ぷらがまだ来てないですが、料理の構成は前回同様のボリュームです。
季節の野菜や山菜など、旬のものを取り入れてくれているので嬉しいですねー。
前菜:水菜・蕗
郷土料理:会津こづゆ ニシン山椒漬け
酢の物:順才ともってのほか(菊)
煮物:姫竹みそ煮
刺身:マグロ・イカ
焼き物:岩魚の塩焼き
蒸し物:茶碗蒸し
鍋物:はやま高原豚の銅板焼き
揚げ物:春の山菜天ぷら
御飯:猪苗代産無農薬コシヒカリ(新米)
一番嬉しかったのは会津の郷土料理「こづゆ」


これ、同じ福島県の芦ノ牧温泉「丸峰本館」に泊まった時に初めて食べて大好きになりました。
郷土料理なので家庭によって味や具材も違うみたいですが、ホタテのダシが優しい味でめちゃくちゃ美味しい。
鍋一杯食べたい。
おもしょはこれにハマってお正月に作るお雑煮を毎年こづゆ風に作ってます。
朝食
1回目の朝食がこちら。


2回目の朝食がこちら。


The 日本の朝ご飯って感じ。
山の宿なので山菜が食べられるのがめちゃくちゃ嬉しい。
あと左端のタマゴは生卵かと思ったら…
おんたまでしたー!
ヽ(゚∀゚)ノ
磐梯西村屋のプランはこちらから。
アクセス
【所在地】
福島県耶麻郡猪苗代町蚕養沼尻山甲2855-144
【電話番号】
0242-64-3311
【鉄道】
新幹線
東北新幹線郡山駅→磐越西線→猪苗代駅下車
猪苗代駅よりバス30分→中ノ沢温泉/磐梯西村屋
※猪苗代駅からバス:820円
【自動車】
東北自動車道・郡山JC→磐越道→磐梯熱海IC→県道24号線→約20分
東北自動車道・福島西IC→国道115号線→45分
磐越自動車道・猪苗代磐梯高原IC→国道115号線→35分
※冬季はスタッドレスタイヤ、チェーンが必須。
※無料駐車場有り(乗用車50台・バス10台)
周辺観光
温泉旅行は観光も兼ねて行く人が多いと思うんですが、おもしょさんは温泉が目的なので観光ってあんまり興味ないんですよねー。
よく宿の人に「今日はどちらか観光に来られたんですか?」って聞かれますが、「いいえ、こちらの温泉が目的で来ました」というとすごく喜んでもらえます。
あまり観光しないおもしょさんですが、せっかく遠路遥々やってきたので珍しく少しだけ観光しました。
おすすめのお土産スポットもご紹介します。
猪苗代湖
中ノ沢温泉から車で20分ほどの距離に日本国内で4番目に広い湖、「猪苗代湖」があります。


生憎の曇り空。
昔の人は猪苗代湖が大きすぎて海だと思っていたらしいです。


遊覧船やあひるボートに乗って湖を観光することができるみたいです。


遠くの方に遊覧船がいました。
ちょっと天気が悪かったので微妙でしたが、快晴だったら綺麗だったでしょうねー。
道の駅猪苗代
中ノ沢温泉って数件の温泉旅館が並んでいる小規模な温泉街なのでお土産を買うところが無いんですよね。
そこでおすすめのお土産スポットが「道の駅猪苗代」です。


2016年11月19日に出来たばかりの新しい道の駅なのでとっても綺麗です。
火山や豪雪などの災害に備えた防災拠点機能やヘリポートなんかも有しているんですって。
すぐ目の前には磐越道の猪苗代磐梯高原ICがあるのでアクセスがめちゃくちゃいいです。
ここでお土産を買って高速に乗ってびゅ~んと帰路につけるのでおすすめです。
会津若松駅


ちょっと足を延ばして会津若松駅までやってきました。
会津若松と言えば白虎隊で有名ですよね。
会津若松は鶴ヶ城を初め武家屋敷など古い街並みが残っていて、おもしょの故郷「倉敷」に似ている気がします。


ランチに会津若松駅のすぐ隣にある「まるたか食堂」で喜多方ラーメンとミニソースカツ丼のセットを頂きましたー。
うまうまー。
タマゴがサービスでついてきたんですがゆで卵でした。
おんたまにしてー!
鶴ヶ城
鶴ヶ城にも足を延ばしてきました。


あまり時間が無かったのでお城の周りを歩いただけでしたが、会津若松は他にも行ってみたいところがあったので、今度ゆっくり会津若松観光に来たいと思います。
その時はまだ泊まったことが無い東山温泉に泊まりたいですねー。
温泉宿データベース
| 部屋 | ・新館和室 10帖+8帖寝室 ツインベット+広縁 ・別館和室 8帖+6帖寝室スペース+広縁 |
| Wi-Fi | あったような無かったような… |
| チェックイン | 15:00~ |
| チェックアウト | ~10:00 |
| 入浴時間 | 24時間入浴可 |
| 夕食 | 食事処 |
| 朝食 | 食事処 |
| バス | 有/無 |
| トイレ | 有 |
| シャワートイレ | 有/無 |
| 冷蔵庫 | 空 |
| 広縁 | 有 |
| 料金 | 11,340円 9,180円 |
磐梯西村屋には新館、別館、旧館などの棟があり、部屋によってかなりグレードが違います。
最初に泊まった「新館和室10帖+8帖寝室」は設備が整っていましたので一番ハイクラスな客室だと思います。
土日に泊まったのに11,340円はかなり安いですよねー。
二回目に泊まった「別館和室8帖+6帖寝室」はかなり年季が感じられましたし、バスルームやシャワートイレの設備はありませんでした。
古くても部屋は綺麗に清掃されているので不快感はありませんでしたし、部屋は2間あってめちゃ広かったので良かったです。
強いて言うならトイレかなw
ウォシュレットつけてー!
総評
【総合評価】
【部屋】
【風呂】
【食事】
【接客・サービス】
【価格】
磐梯西村屋さんは旅行予約サイトのクチコミ評価4.2以上の温泉宿です。
「
実際泊まってみて感じたのは、温泉の泉質が抜群に良いのも料理が品数多くて美味しいのももちろんそうなのですが、宿の支配人を初めスタッフの方々のおもてなしが本当に温かいんです。
自分達に出来る限りのおもてなしをしようという気持ちが伝わってきますし、帰りの際にはスタッフの方々が外に出て見えなくなるまで手を振り続けてくれたんです。
その温かさが心の琴線に触れて、おもしょさんマジで泣きそうになりました。
四十も超えると涙腺やら何やら色んなところが緩くなってダダ漏れちゃう。
磐梯西村屋の建物は確かに年季が入っていて古いけど、そういうのが気にならなくぐらい他が良いのです。
それがクチコミ高評価にも如実に表れているのではないかと思います。
磐梯西村屋のプランはこちらから。

